アービトラージ・フリー | Arbitrage Free

金融工学の基本となるコンセプト。

現在のマーケットに関しては、すべての情報がすでに価格に織り込まれており、資産ごとの有利不利は発生しないとする。

将来のマーケットに関しても、どの資産に投資しても期待リターンは一定(無リスク資産と同等)で資産による有利不利は発生しないとする。

この前提に基づいて計算されたフォワード価格やオプション価格は、買い方、売り方どちらも期待収益は同じで、それと異なる価格で取引が行われている場合、期待リターンが市場収益を上回るアービトラージ(裁定取引)の機会が少なくとも理論上は発生する。

この仮定を置くことで多種多様な資産をモデル化することが容易となり、金融工学の発展に大きく貢献した。

実際、現在一般的に利用されているデリバティブ等の価格決定モデルのほとんどは、この仮定(またはそれを修正したもの)を元に構築されている。

一方でこの仮定は、マーケットの特定の需給環境などを反映しないことから、必ずしも現実のマーケットを反映しているとは限らない。

* 債券やデリバティブに関して使われる単語の一般的な解説をしています。文脈が変われば別の意味を持つ場合もあるのでご注意ください。

最新の販売情報は「債券投資のポートフォリオ」で

関連用語

注目度の高い債券