金利スワップとスワップレート

短期金利の取引年限を超える場合、将来的な短期金利を固定化した「スワップレート」が使用されます。

金利スワップとは

金利スワップとは、マーケットで最も多く取引されているデリバティブ取引の1つで、2者間で満期まで同一通貨の固定金利と変動金利との交換を行います。

例えば、当事者AとBが金利スワップ契約に入ったとすると、一方の当事者Aが「想定元本×変動金利(LIBORなどの短期金利)」 を当事者Bに6カ月ごとに支払い、逆にBは「想定元本×固定利率(例えば1%)」をAに6カ月ごとに支払います。

変動金利は支払いが行われるたびに再設定されるため、短期金利が上昇するとAの支払額が増え、それが1%を上回るとAは満期まで支払日ごとに損失を出すことになります。逆に短期金利が低下すると、Aは支払額が減るため、より得をすることになります。

スワップレート イメージ

スワップレートとは

金融マーケットでは、金利スワップを希望する市場参加者は、現在の提示条件を固定利率の受け取り(レシーバー)、または支払(ペイヤー)の利率として価格を提示し、条件が合致すれば取引を行っています。この固定利率の現状の実勢レートを「スワップレート」と呼びます。

こういった市場での取引では相手方のデフォルトリスクを最小化する手法がとられることで、金利スワップを使って、「不確定な変動金利を10年間受け取る」キャッシュフローを、「確定した固定金利を10年間受け取る」キャッシュフローに交換することができます。

同様に、「無リスクの短期金利で10年先のキャッシュフローを割り引く」際にも、代わりに「確定した固定金利(スワップレート)で割り引く」ことで、計算時における将来の不確定要素をなくすことができます。

スワップレートは国債利回りとは「ずれ」がありますが(スワップスプレッド)、価格の動きは高い連動性があります。

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